アルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンス映画「裏窓」の映像を使用したタイムラプス映像『Rear Window Timelapse』です。
裏窓から見える風景を合成してパノラマビューにし、アパートの住人たちの行動をひとつの画面に収め、タイムラプス映像にしたすごい作品です。
「裏窓」は足を怪我したカメラマンが、裏窓から望遠レンズで近隣のアパートの住人たちの様子を覗くうちに、住人の不審な行動や異変に気付いていくというサスペンス作品です。
以前、ピアノを運ぶ映画のようなミュージックビデオ『The Key』でご紹介した映像作家 Jeff Desom さんの作品です。
After Effects と Photoshop を使用し、映画自体がだいたい同じアングルから撮影されていたため、大きく歪むことなくパノラマビューにすることが出来たそうです。
この作品は「REAR WINDOW loop」というインスタレーション作品をタイムラプス映像にして凝縮し、技術の説明を入れたメイキングとして作られたそうです。
昨年行なわれたこのインスタレーション・プロジェクトは、20分のループ映像を作成し、会場となったルクセンブルクにあるバーのカウンターの上部に2400×550ピクセルのスクリーンがあり、画面解像度が800×600ピクセルのSVGAプロジェクター3台を使用して投影されたそうです。この会場を見てすぐにパノラマ映像にすることを考え、また「裏窓」の建物が浮かんだそうです。住人たちの行動の順序などは映画のプロットに忠実に作られているそうです。
Jeff Desom さんのサイトです。
⇒ jeffdesom.com