戦場のウサギたちな3D短編アニメーション『POILUS』


1916年の冬の早朝、第一次世界大戦下のフランス北東部の西部戦線の塹壕で戦闘に備えるウサギ兵たち。その中で若いウサギ兵のフェルディナンドは恐怖心を抱えハーモニカを吹いていました。

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上官が笛を吹き、ウサギ兵たちが一斉に戦場へ出撃していく中、フェルディナンドはまだハーモニカを吹いていましたが上官に怒られ慌てて戦場に向かいます。
毒ガス弾が投下されしばらくの間辺りは緑色の煙に包まれ異様な光景が広がります。そこに奇妙な敵が現れますが…。

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戦場の兵士たちをウサギに見立てた3DCG短編アニメーション作品『POILUS』です。

POILUS (2016)

【4分38秒】

▲ POILUS (2016)LINKISART DIGITALLINK [vimeo]
▶︎ POILUS (2016)LINKISARTDIGITALLINK [YouTube]

Guillaume AUBERVAL Léa DOZOUL,
Simon GOMEZ Timothé HEK,
Hugo LAGRANGE Antoine LAROYE
David LASHCARI

MUSIC & SOUND DESIGN:
Aina ANDRIAN Paul BARRET
Gabriel DALMASSO Auriane FATON
Elio GERMANI Lesly VERDEROSA

タイトルの Poilus ですが、第一次世界対戦下の西部戦線の塹壕にいるフランス兵の髭が長かったことから、フランス兵のことを Poilu(ふさふさ)と呼んでいたそうです。
それでウサギなのかな?でも緑の軍服の敵軍もウサギですね。

フランスのパリとモントリオールに拠点を置く、ビデオゲーム、3Dアニメーション、VFXを専門とする国際的な高等教育機関 ISART DIGITAL の学生さんが2016年の卒業制作に作られた作品です。

POILUS のFacebookページです。
▶︎ Poilus [Facebook] LINK

ちょっと補足です。毒ガス弾のことがFacebookページのあらすじには「マスタードガス」とありましたが、マスタードガスが初めて化学兵器として使用されたのは1917年で色も黄土色だそうで、緑の毒ガスは塩素ガスのようです。1915年には塩素ガスや他の化学兵器が大量に使用されたそうです。

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ウサギの兵士ということで以前ご紹介したウサギが主人公のフルCG戦争アニメーション『Cat Shit One』が浮かびましたが、影響されてるのかな?

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