こちらは SchultzeWORKS という、David Schultze さんという方が1998年に設立し、カリフォルニアに拠点を置くデザイン会社によって作られた『Philco PC』というPCのコンセプトデザインです。
とってもかっこいいです。
本体は1950年代に Richard Whipple さんと Severin Jonassen さんにデザインされた人気テレビ『 Philco Predicta 』の、プリンセスモデルにインスパイアされてデザインしたそうです。(Philco はその後、経営が傾き、Ford の傘下 Philco Ford から商品を出していました。)なので名前が『 Philico PC 』です。
本体カラーは Schultze さんがオレンジと黒とクロームの組み合わせが好きだからだそうです。またあえてAppleのカラー配色や素材をを避けたそうです。
色も素材もクラシックカーのような感じでかっこいいですよね。
キーボードやマウスはアンティークなタイプライターやスチームパンクなガジェットたちにインスパイアされたそうです。サイドボタンもありますね。
表面は透明プレートですが、中の黒い部分にマウスとおそろいで、ボーダーが入っているのがまたかっこいいです。
正面から向かって左側のボタンが電源とリセットで、右側のチャンネルはボリューム調節です。チャンネル型っていうところがまた素敵です。
ディスプレイにこの作品のモデリングのワイヤーフレーム画面が出てます。
でもディスプレイがこの形だと、スタートメニューのタグなどが表示されなくなってしまいますね。もし実際に商品化するとしたら、画面内はスクエアになるのでしょうか。それはもったいないですね。
スリット部分が光っていてディスクを出し入れ出来ます。
デザインと一体化していて、とてもかっこいいですね。
インサートしてるディスクは GORILLAZ の Demon Days になってますw。
現在、商品化をしてくれるPC会社を募集してるようです。だから Windows なのかな。
ぜひ商品化して欲しいですね。
▼ この作品のプロモーションビデオが見られます。
SchultzeWORKS のサイトはこちらから。
⇒ SchultzeWORKS
こちらで大きい画像が見れます。ダウンロードも出来ます。
⇒ flickr – Philco PC
上の作品とは関係ないのですが、このキーボードを見て思い浮かんだので。
いろいろなモノをスチームパンクに改造するすごい人 Richard “Doc” Nagy さんが作ったキーボードもアンティークタイプライターっぽいです。しかも本物で使用出来ますよ。
この写真の詳細はこちらから。
⇒ DATAMANCER.NET