中国の河北省の Nature’s Art のチナールの葉を利用した工芸作品です。
作品はすべてハンドメイドで、葉脈を傷付けないように葉の表面を削り落としたりする、繊細な作業で彫刻されたアートが見事な作品です。
チナール (Chinar) の樹は、インド・中国・パキスタンなど、ヨーロッパ南東部からアジア西部にかけて原産され、インドでは「カシミール人の手」と呼ばれ、神からの贈り物とされていて伐採が禁止されているそうです。
カシミアの織物などの柄にも「チナール柄」という、葉をモチーフにした模様があります。
カナダの国旗でおなじみのカエデの葉みたいですが、日本名はスズカケノキです。
葉脈を残して葉の形を保ちつつ、葉の表面を削るなどしてグラデーションや濃淡を付け、見事なアート作品に仕上げられてます。とても繊細な作業ですね。
作り方は、葉を洗ってブラシで汚れを落として茹でてから、ボードに貼り彫刻を施します。
筆で削りカスなどを落として厚紙ではさみプレスして平らにします。
オーブンで乾かしてからのり付けし、ガラスパネルに貼付け、はみ出た接着剤を落としたら出来上がりだそうです。
画像はガラスパネルに貼る前の段階のもののようです。
削れてる部分は透けているので、ライトアップして壁に影を落としても素敵そうですね。
グラデーションが見事ですねー。
Nature’s Art さんは自然の物を使って、美術工芸品を制作し販売している会社だそうです。
このチナールの葉の工芸品は、写真などがあればオリジナルで作ってくれるようです。
ガラスパネルも右画像のようなスタンドや壁掛けなどあるようです。値段はわからないんですが、贈り物にしても喜ばれそうですね。
Nature’s Art のサイトです。
⇒ Nature’s Art