ある日屋根から落ちて死んでしまった猫。天国行きのリフトに乗りますが…。
海外では「猫は9回生きる (A cat has nine lives.)」という迷信があり、日本でも「猫に九生有り」ということわざになっています。
起源は猫を神聖な動物としていた古代エジプトで、その後ヨーロッパに伝わり猫は執念深くてなかなか死なないということわざとして広まったそうです。
そんな迷信をテーマにして描かれたクオリティーの高いストップモーション・アニメーション作品『Kater』です。
何回も生き返るうちに変化していく猫の心情が伝わってくる面白い作品です。
Kater (2005)
【13分24秒】
天国行きのリフトのシーンが毎回いいですね。
ドイツのハンブルク在住のディレクター/アニメーターの Tine Kluth さんの2005年の作品です。
当時 Tine Kluth さんは、映画やTV番組制作のプロになるためのハイレベルな養成学校、ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州立フィルムアカデミー (Filmakademie Baden-Württemberg) の学生さんで卒業制作で作られたようです。
現在は、TV番組やミュージックビデオ、アニメーション映画など数々の作品を手掛けられているそうです。「ひつじのショーン」にも携わっているようです。
Tine Kluth さんのサイトです。
▶︎ www.tinekluth.com