2016年7月23日(土)〜10月10日(月・祝)の期間、神奈川県の葉山町にある神奈川県立近代美術館 葉山館にて『クエイ兄弟 −ファントム・ミュージアム−』が開催されます。
またこの展覧会に合わせてクエイ兄弟が来日され、初日に公開制作を行なうそうです。制作された作品は会期中に展示されるそうです。
△1枚目:「マゼーパ」1991年 ロイヤル・ナショナル・シアター ロンドン
△2枚目: 「仮面」 2010年 デジタル・ヴィデオ カラー 12分
クエイ兄弟(ブラザーズ・クエイ)は一卵性双生児の兄弟で、ストップモーション、実写やコラージュなど様々な技法を合わせ、幻想的で独特な世界を表現したアニメーションや映像作品を制作されている映像作家さんです。
しちごろくを見に来て下さる方の中にはファンの方も多いと思います。
△1枚目:「ヤン・シュヴァンクマイエルの部屋」1984年 16mm カラー 14分
△2枚目:「イーゴリ―パリでプレイエルが仕事場を提供していた頃」1982年 16mm カラー 26分
【展示概要】
幻想的、不可思議、哲学的、病的、魔術的、悪夢、叙情的…クエイ兄弟のアニメーションの代表作『ストリート・オブ・クロコダイル』(1986年)は、多様な印象を与えます。それは彼らがヨーロッパの文学や音楽、美術やグラフィック・デザイン、建築やダンス、オカルトや病理学などに広く典拠しながら、複層的な美の世界を創り上げているからです。
一卵性双生児として1947年にペンシルヴァニア州ノーリスタウンに生まれたクエイ兄弟は、フィラデルフィア芸術大学(PCA)に進学して、「ポーランド・ポスターの芸術」展(1967年)を目撃し、東欧の文化芸術に強く魅せられます。その後、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)でイラストレーションを専攻し、東欧の文学や音楽にも一層親しみながら、アニメーションの制作を始めます。
『人工の夜景―欲望果てしなき者ども』(1979年)以降、彼らはロンドンを中心に、コラージュ、コマ撮り、実写、特殊効果を組みあわせ、アニメーション、ドキュメンタリー、ミュージック・ヴィデオ、バレエ映画、長編映画、コマーシャルなどさまざまな映像作品を、常に不可分な「クエイ兄弟」として創ってきました。そして、1980年代後半以降は、オペラや演劇のための舞台デザインやプロジェクション映像も提供しています。
アジア初の本格的な回顧展となる本展では、これまで日本では紹介される機会の少なかった映像作品や舞台デザインも交えて、クエイ兄弟の美の世界を総合的に紹介します。
講堂で「クエイ兄弟の映画作品特別上映会」も予定されています(有料)。日程は下に記載してます。プログラムの詳細は8月2日(火)頃に発表するそうです。
他にも学芸員さんによるギャラリートークやワークショップなどの関連企画があるそうです。
またこの展覧会の半券3枚で無料招待券1枚もらえる、リピーターさんには嬉しい優待もあるそうです。
会場の神奈川県立近代美術館 葉山館で10年くらい前に「シュヴァンクマイエル展」をやっていて見に行きましたが、とても良かったので今回も期待大です。
ご興味のある方は是非サイトをチェックして下さい。
双子が誘うミステリアスな美の世界「クエイ兄弟 −ファントム・ミュージアム−」
会 期: | 2016年 7月23日(土) 〜 10月10日(月・祝) |
時 間: | 午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで) |
会 場: | |
入場料: | 一般1,300円(団体1,200円) |
サイト: | |
【クエイ兄弟が来日!公開制作を行います。】 | |
会 期: | 7月23日(土) |
時 間: | 午前10時 ~ 11時30分(予定) |
【クエイ兄弟の映画作品特別上映会】 | |
会 期: | 8月6日(土)、7日(日)、11日(木・祝)、13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)、27日(土) ※プログラムの詳細は8月2日(火)頃に発表するそうです。 |