人形アニメーションと表現するとちょっと違うかもしれませんが、鳥の頭骨や羽根を使ってストップモーションや3DCGで作られたアニメーション作品『RE-TOLLED』です。
シュヴァンクマイエル作品のような雰囲気もあり、シュールで素敵な作品です。
イギリス、西ウェールズの映像作家 Sean Vicary さんの作品です。
西ウェールズの伝統のある港街、カーディガンに大型スーパーマーケットが建設されることになり、木が倒され景色が変わる。その影響を感じるのは今では記憶の中にいるような地中深くの生き物たちである。という感じのテーマで環境破壊や歴史のある街が変わっていくことに対して制作されたそうです。
カーディガン湾ではイルカと泳げたり出来るそうで、自然豊かな街のようです。
また、マリ・フルイド (Mari Lwyd / Y Fari Lwyd) というウェールズに古くからあるクリスマス頃の行事で、口が開閉出来るようにした馬の頭骨に白い布を掛けリボンなどで装飾したものをかぶり、馬方と道化師を連れて家々を訪ね暴れたりする、日本の獅子舞やなまはげのようなのがあるそうなんですが、そのイメージで土地の人々のスピリットを表現されたそうです。
こちらも Sean Vicary さんの作品で、いろいろな貝殻を使ったストップモーション・アニメーション作品『Sea of Glass』です。
いろいろな貝殻の表面を繋ぐことで、うねうねした生き物みたくなってるのがおもしろいです。
Sean Vicary さんのサイトです。
⇒ seanvicary.com
それと今年の夏にシュヴァンクマイエルの新作映画「サヴァイヴィングライフ」が公開されるそうです。楽しみです。
⇒ survivinglife.jp