古い電子回路基板を使ったはめ込み細工の美しい箱


ニューヨークの彫刻家・映画監督の Theo Kamecke さんの作品です。
古いプリント基板の金属箔を使って、はめ込み細工の美しい箱を作られています。
基板のパターンを組み合わせることで、神秘的で美しいパターンを作り出しています。

Theo Kamecke さんは、1960,70年代はドキュメンタリー映画の監督として活躍され (代表作はアポロ11号を追った長編ドキュメンタリー映画「Moonwalk One」)、80年代から彫刻家として、この基板を使った作品を作られているそうです。

基板のグラフィックパターンに、貝や結晶や木目などに見られる神秘的で美しい模様を見出し、またこの美の特性がヒエログリフのようで、古代エジプト的な雰囲気に合うと思ったそうです。

電子回路基板というハイテクな材料を、はめ込み細工 (象嵌/象眼) といった伝統工芸の技術を用いることで、古代エジプトやレトロな工芸品を感じさせますが、SF映画に出て来そうな雰囲気もある、とても神秘的な作品です。
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△ ZOROASTER
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△ BUCKLEBOX
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△ BUCKLEBOX
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△ BYZANTINE
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△ HARLEQUIN

箱 (チェスト) の大きさは40cm×30cm×20cmくらいのものが多いようですが、もっと大きなチェストやキャビネット、オブジェや壁掛けの壁画のような作品も作られています。
細部まで丁寧に模様が施されていてスゴイです。
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△ ISIS

カッコイイですねー。欲しいなぁ。作品タイトルもスゴイですねー。
県民性か真っ先に箱根細工が浮かびましたがw、京象嵌のほうが近い感じですかね。
宇宙人的なニオイもしますねーw。プレデターとかに出て来そう。
映画監督のジェームズ・キャメロンや芸術家のH.R.ギーガーが購入されたそうです。

他の作品はサイトや flickr で見れます。もっと古代エジプトっぽい作品も見れますよ。
THEO KAMECKE
Theo Kamecke’s Photostream [flickr]

[via: Dvice, WIRED]

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