昨年、8月10日〜12日に、ドイツのワイマール(ヴァイマル)で開催された国際的なメディアアート・フェスティバル、Genius Loci Weimar(ゲニウス・ロキ・ワイマール)のメインアクトとして、デモクラシー広場に面しているフランツ・リスト・ワイマール音楽大学に投影されたプロジェクションマッピング『UNDER AN ALIAS』です。
このフェスティバルは、昨年の2012年から始まったメディアアートの祭典で、バウハウス大学の協力のもと、コンペティション、シンポジウム、ワークショップ、展示会などが行なわれたそうです。
このプロジェクションマッピングは、コンペを勝ち抜いた、トルコのイスタンブールを拠点とし2009年に設立されたアート&サイエンスネットワーク nerdworking の作品で、様々な分野で活動する20人以上の若いアーティストたちがコラボしたそうです。
開催期間中の夜間、30分ごとに数回上映されたそうです。
戦争による衰退、ナチスにより閉鎖されるまでバウハウスで教官を勤めたロシア出身の画家、ワシリー・カンディンスキーの作品、戦後の産業機械工業の発展などのイメージを、ワイマールの歴史に基づき構成された、とてもカッコイイ作品です。
現代音楽的なサウンドがまたとっても良いです。
正面のカール・アウグスト大公の騎馬像のシルエットが時々マッピングの一部のように見えておもしろいです。
nerdworking のサイトです。
⇒ nerdworking.org
こちらはフェスの最終日に同じ建物に投影された別のプロジェクションマッピングです。
DJセットが設置され、音楽に合わせた VJ インスタレーションだったようです。
カメラに問題があり、動画はイベント後に再録画されたものだそうです。
暗闇を走る白い光がよいです。
建築を学ぶ学生さんの Nicolas Paolozzi さんと Damien Roche さんのユニット、RDV Collectif の作品です。
RDV Collectif のサイトです。
⇒ rdvcollectif.com
このフェスティバルは今年も開催されるそうです。8月5日〜11日までと期間も長めのようです。現在プロジェクションマッピングのコンペが行われていて、4月15日まで募集しているようです。
今年は3組が選ばれ、ワイマールの寡婦宮殿(Wittumspalais)、ワイマール公の居城(Residenzschloss)、バウハウス大学本館の3ヵ所が会場となるようです。
Genius Loci Weimar のサイトです。
⇒ genius-loci-weimar.org