オーストラリアの監督 Rod March さん、プロデューサー Karel Segers さんの短編CGアニメーション作品『 Tin Can Heart 』です。
アンドロイドを助けようとする子犬のロボットの、ハートフルなアニメーションです。
監督・脚本:Rod March
プロデューサー:Karel Segers
制作スタジオ:Ozzywood Films
この作品は Inside Film Awards という Inside Film 誌主催のオーストラリアの映画の賞に出品するために製作が開始されたそうです。
2009年の Inside Film Awards にノミネートされたそうです。
また今年6月に開催された第20回ザグレブ国際アニメーションフェスティバルの児童映画コンペティションにもノミネートされてました。
「 Tin Can 」はブリキ缶です。
鉄屑の星に、ひとりぼっちの子犬のロボットがいました。
ある日この星にロケットがやって来ました。
子犬のロボットは大はしゃぎでロケットが着陸した所へ向かいました。
そこには一人のアンドロイドがいたのですが…。
心優しい子犬のロボットとアンドロイドのハートフルな3DCG短編アニメーションです。
『 Tin Can Heart 』
とても映像がステキです。子犬がかわいいですね。犬っぽい動きが見事に描かれてます。
でもこれを見てすぐ浮かんだのがピクサーの「 Wall-E 」です。
ちょうどこのアニメーションが完成した週に、「 Wall-E 」が公開されたそうです。
そして「 Wall-E 」がヒットし、この作品と類似点があるため、この作品の命は終わったようだ…と制作者の facebook に書かれてました。
時間を掛けて作られた作品が大作と同じような内容で、しかも大作の方が公開が先になってしまった…。運が悪かったというか…とても残念だったでしょうね。
でもひとりぼっちだった子犬のロボットの心情がわかりやすく描かれていて、心温まるとても素敵な作品だと思います。