ワルシャワ王宮の戦争による破壊と再建を描いたアニメーション


ポーランド侵攻により第二次世界大戦が始まり、すぐに攻撃の標的となったワルシャワ王宮。その破壊から再建までを描いたアニメーション作品『The Royal Castle – from Destruction to Reconstruction』です。

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回転しながら場面転換する、赤をアクセントカラーにしたモノクロベースのグラフィックがかっこいい作品です。

主権の象徴であったワルシャワ王宮は、1939年9月、第二次世界大戦が始まりドイツ軍の攻撃により炎に包まれました。消防士や兵士だけでなく、民間人もが火を消すのを手伝い、また博物館の従業員や管理者たちは決死の覚悟で、貴重な芸術品のコレクションと部屋の重要な装飾品(床材や暖炉、スタッコ(化粧漆喰)装飾、フレスコ画など)を運び出したそうです。
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その後も徹底的に破壊され、1944年9月にドイツ陸軍により城壁が爆破されてしまいました。終戦後も廃墟のままでしたが、1971年に再建が決定し国内外のポーランド人たちの寄付もあり再建されたそうです。

そんな歴史的な内容を描いた作品です。

■ The Royal Castle – from Destruction to Reconstruction

1980年「破壊からの復元および維持への人々の営み」が評価され、ワルシャワ歴史地区として世界遺産に登録されました。現在は18世紀当時の家具や調度品などを展示している博物館になっているそうです。

主に3D、2D、ストップモーションなどのアニメーションやモーショングラフィックスを制作されている、ポーランド、ワルシャワの Grzegorz Nowiński さんが設立したクリエイティブ・スタジオ Novina Studio の作品です。
ワルシャワ王宮の依頼で、ワルシャワ王宮での展覧会のために作られたそうです。

Novina Studio のサイトです。サイトの作りも面白いです。
novinastudio.pl

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