サンフランシスコの写真家
Klea McKenna さんのシリーズ写真『 Slow Burn 』です。
傷付けたフィルムに風景を写し出した実験的な作品です。
写し出された場所の”傷”と、
同じくらいに見えるような傷をフィルムに付けて、アナログな手法で撮影したそうです。
急いで新しいデジタル技術を受け入れようと、従来の感光性の材料の可能性をあまり利用しないままになっているとの思いから、手製のカメラと未加工でアナログな写真手法で撮られているそうです。
また、とらえたイメージと同じくらいに見える傷を付けたフィルムで撮影することによって、人間の認識を裂こうという試みだそうです。
傷の部分が感光されてかっこいいですが、痛みのある作品です。
Klea McKenna さんは北カリフォルニアとハワイで育ち、大学やアート研究所で写真を学び、現在はカリフォルニア・アート・カレッジで講師をされながら作品を撮られているそうです。
Klea McKenna さんのサイトです。他の作品もいろいろ見れますよ。
⇒ Klea McKenna
[via: A SECOND’S GLANCE.]