ジャズやブラジリアンミュージックをルーツとした、メロディックなエレクトロニカやアンビエントを作り出す『Science for Girls』の Darren Solomon さんによる YouTube 動画とコラボしたプロジェクト『In B Flat』です。
動画を適当に再生するだけでもとっても心地の良い音楽が作れちゃうんです。
ページに飛ぶと20個の YouTube の埋め込み動画がサンプラーパッドのように並んでいます。『In Bb 2.0』と呼ばれていて、なんとなく機種名っぽいです。小文字の”b”はフラット記号”♭”を表しています。
サイトはこちらです。クリックすると上の画像のページになってすぐ遊べますよ。
動画をランダムに再生するだけで、とても気持ちいい音楽が出来ますよ。
⇒ in Bb 2.0 – a collaborative music / spoken word project
使用されている動画はすべて YouTube ユーザーから募集した作品で、さまざまな楽器や声で演奏されたもの、朗読などです。これをサンプリング音のように利用しています。
動画を作るにあたって、B♭キーで演奏する、ビート感は出さない、音量は大きすぎないことなどの条件があったようです。
全ての動画がB♭で演奏されているため、適当に合わせてもとても心地よい音楽が作れるんですね。
またすごいところは、それぞれの動画の再生タイミング、ボリューム調整などでオリジナルなミックスが出来るところです。好きな音だけを使用したり、ボリュームを上げたり、使用したい部分だけ挿入したり。微調整はちょっと難しいですが、秒数などで合わせたりですかね。
音楽はあまり詳しくないけど…という方から、ミックス好きな方まで、幅広いユーザーの方が遊べるサイトだと思います。とてもステキなプロジェクトだと思いました。
この動画は『In Bb 2.0』を使って作られたものです。
他にも本格的に作られてる方の動画があったのですが、埋め込み無効だったり、映像がなかったり、まだ動画が4列だった初期の頃に作られたものだったりで、全部の動画を使ってなかったりで、この動画が『In Bb 2.0』がどんな感じか分かり易くて長すぎないかなぁと思います。でも最後ぶち切れてます。
このプロジェクトを企画した、NYを拠点に活動されている Darren Solomon さんの『Science for Girls』ですが、デビューアルバムは、NYのインディーズシーンの数人のゲストヴォーカリストによって作られています。
Science for Girls のサイトでは数曲ですが試聴出来ますよ。
興味のある方はこちらから。
トップページに飛ぶので左下の「listen」をクリックして下さい。ページが変わったら右側に曲名 (とヴォーカリストの名前) が並んでるので、クリックすると曲が流れます。
少々ボリュームが大きいのでご注意ください。
⇒ Science for Girls