ピカソの名作『ゲルニカ』を3Dで探検


スペインの画家、パブロ・ピカソの名作として知られている、反戦のシンボルであり続ける『 ゲルニカ 』。その名作を3D映像で再現し、絵の中を探検する動画です。

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スペイン内戦(マヌエル・アサーニャ率いる左派の人民戦線政府とフランシスコ・フランコを中心とした右派の反乱軍の戦い)中の1937年4月26日、スペイン北部、バスク州の小都市ゲルニカが、フランコ将軍を支援していたナチスによって、史上初の都市無差別空爆を受けました。その時パリに滞在中だった、ピカソはその報せを聞き、たくさんの死傷者が出たことに心を痛めました。暴力に対する深い怒りを込めて、人民戦線政府により依頼されていた、同年5月25日開催のパリ万国博覧会スペイン館の壁画として、急遽この作品に取り組み、6月4日に完成させました。

縦349.3cm、横776.6cmの大作なのですが、キャンバスにペンキで描いたため、油彩よりも乾きが早く、1ヶ月あまりという短期間で完成したそうです。

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死んだ子供を抱きかかえ泣き叫ぶ母親、折れた剣を手にして倒れた兵士、いななく馬、足を引きずる女、両手を突き出し天に叫ぶ女など、戦争の悲惨さを描いています。
あえてモノクロで描いて血の色を見せなかったことが、かえって効果的に作用しています。

このピカソの「ゲルニカ」を3Dで再現し、中を探検する動画です。

キュビズム(Cubism・いろいろな角度から見た物の形を1つの画面に収める、というピカソらが創始者となった現代美術の手法)が3D化するというおもしろい作品です。

Guernica 3D de Lena Gieseke

【2分54秒】

Guernica 3D de Lena GiesekeLINK | Sis Siou [YouTube]

兵士の顔、死んだ子供や泣き叫ぶ母親、奇妙な牛、倒れた兵士の手や顔、馬の顔など、アップで見るとすごい迫力です。
ちゃんと裏側まで作られていますね。直線部分の壁や背景なども立体感が出ています。
テクスチャが木目のような感じにも見えるので、こういった彫刻作品があるかのようです。
ラストが、とても素敵な終わり方をしてます。

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