毎年12月8日にフランスのリヨンで催される『Fête des Lumières à Lyon』(フェット・デ・リュミエール:Lyon Festival of Lights)です。
壮大で芸術的なイルミネーションのお祭りで、街中が幻想的にライトアップされます。
また道路や広場など、いろいろな所でたくさんのアーティストのイルミネーション作品が展示されています。
ペストが流行った時、リヨンの人々がフルヴィエールの丘にある教会のマリア像に祈りを捧げたところ、流行が治まったそうです。
19世紀中頃に200周年を記念して、金のマリア像が捧げられ、その除幕の式典が行われました。
もともと、聖母マリアの誕生日の9月8日に除幕式をする予定だったのですが、河の増水のため、12月8日(無原罪の聖母の祝日)に延期されました。
しかし、その日も嵐が起こり、延期しそうだったのですが、夕方に嵐が治まったため、人々がろうそくを持ち寄り、お祝いを始めたそうです。
それがこの光の祭典の始まりだそうです。
最初はフルヴィエールの丘に面した窓にろうそくを灯し、感謝を捧げていたそうですが、今では観光誘致もかねて、時間を決めて街の灯りを消し、ノートルダム聖堂をはじめとした建物をライトアップし、各家庭ではろうそくを灯し、幻想的な光の祭典が行われています。
今年は12月5日から8日までの4日間行われました。
広場や道路などではアーティスト達の作品が展示されています。
こちらは今年の光の祭典の映像です。
Fête des Lumières à Lyon のサイトです。
⇒ www.fetedeslumieres.lyon.fr
こちらでいろいろ写真が見れます。
⇒ Lyon, Fête des Lumières [flickr]