物理的な接触がなくても、順番に倒れていくドミノ倒し『エスパードミノ』です。
ドミノブロック同士が無線ネットワークでつながっていて、信号の送受信で順番に倒れて行くそうです。見えないチカラがドミノ倒しをしているような楽しめる作品です。
制作されたのは、IAMAS 情報科学芸術大学院大学、IAMASユビキタスインタラクション研究領域の学生、須木 じゃらしさんの作品です。
ブロックが倒れると次のブロックに信号を送信し、次のブロックは信号を受信すると倒れ、また次のブロックに信号を送る、という連鎖で、どこかのブロックをひとつ倒すとドミノ倒しがはじまるそうです。
↓ 須木 じゃらしさんのサイトから。
「最初に加えた力が、あたかも見えないエネルギーとして保存されたかのごとく自分の手を離れたところに伝わっていく様子からは、まさしく自分が超能力を持ったかのような不思議な感覚をおぼえます。その全体の関係性をながめることで見えていない部分を想像力で補完し、「見えない何か」が伝わっていく様子を感じ取ることができます。」
この作品は、エンタテインメントコンピューティング2010 芸術科学会賞・ベストデモンストレーション賞、第14回文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門審査委員会推薦作品、第16回学生CGコンテスト インタラクティブ部門 最優秀賞、2010アジアデジタルアート大賞 インタラクティブアート部門 入賞と、たくさんの賞を受賞されているそうです。
現在開催中 (2月2日(水)~2月13日(日)) の文化庁メディア芸術祭 受賞作品展のエンターテイメント部門に展示されているそうです。
⇒ メディア芸術祭 [文化庁メディア芸術プラザ]
こちらも須木 じゃらしさんの作品『ぱぱごと』です。
須木 じゃらしさんのサイトです。
⇒ jarashi.tv