ウィンターエクスプレス「H&M LINES」の車掌ラルフは重々しい表情で雪が降る外を確認し、カレンダーをめくります。日付は12月25日クリスマス当日。乗客は皆プレゼントを持って大切な人の待つ場所へ向かう途中です。しかし列車は悪天候と機械のトラブルで到着が遅れることになってしまい…。
「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「Fantastic Mr.Fox」「グランド・ブダペスト・ホテル」などで知られる映画監督のウェス・アンダーソンさんが、スウェーデンのファッションブランドH&Mのクリスマスホリデーキャンペーンのコマーシャルのために作られた、心温まるクリスマスなショートフィルム作品『Come Together』です。
日本語字幕付です。(もし表示されない場合はYouTubeの操作パネルで設定して下さい。)
Come Together – directed by Wes Anderson starring Adrien Brody – H&M
車掌のラルフ役はウェス・アンダーソン作品ではおなじみの俳優、エイドリアン・ブロディさんです。
ウェス・アンダーソン監督の「ダージリン急行」も列車の旅が登場しますが、カメラワーク、セットから小物にいたるまでのデザイン、独特な描写でのストーリー展開などまさにウェス・アンダーソン作品という感じでステキです。
どこがコマーシャルになっているのかというと、乗客が着ている服がH&Mの2016クリスマスコレクションなんだそうです。
2分45秒くらいからの固定視点・一点透視の列車の通路に次々と乗客が出て来るシーンは、ウェス・アンダーソン監督ならではの特徴的なシーンだと思いますが、これがコレクションのランウェイのようになっていて、作品の流れを崩さずしっかりPR出来てるのがCMとしてもすごいなと思いました。
H&Mのサイトの「Come Together」の記事のページです。エイドリアン・ブロディさんのコメントも載ってます。
▶︎ ウェス・アンダーソンと一緒にクリスマス気分を楽しみましょう。[H&M]
vimeoのサムネイルでウェス・アンダーソンっぽいなーと思って開いたら本当にそうだったので思わず姿勢正しちゃいましたw
先月末に公開されてたんですねー。YouTubeのオフィシャル動画には字幕が付いてたので良かったです。