カリフォルニアの映画と音楽の製作会社、Bat in the Sun Productions によって製作された、バットマンのファンフィルム『City of Scars』です。
ファンフィルムと言っても、クオリティーが高く見応えのある作品です。
Bat in the Sun Productions は Aaron Schoenke さんと Sean Schoenke さんによって2001年から活動されていて、ハリウッドから16kmほど北に位置するカリフォルニア州カラバサスを拠点とした、自給自足的な映画と音楽の製作会社だそうです。
同社の作品は多くの映画祭で賞を獲得し、映画産業界などから注目されているそうです。
Aaron Schoenke さんが監督・脚本を手掛けたこの作品は21日間という短期間で予算2万7千ドル (約240万円) で作られたそうですが、ゴッサムシティのダークな雰囲気が見事に表現されているし、役者さんはハリウッド映画にも出演している俳優さんたちで、素晴らしい演技を見せてくれます。
また Sean Schoenke さんが手掛けた音楽も作品にとても合っています。
ストーリーやキャラクターなどはあまり本家の作品と結びつけないで見た方がいいと思いますが、短期間で低予算で製作されたファンフィルムとしてはかなりクオリティーが高く見応えのある作品です。
ゴッサムシティの精神病院「アーカム・アサイラム」から脱走したジョーカーが、子供誘拐し子供の両親を殺害する。バットマンは子供の頃、最愛の両親を失った痛みを思い出し、ジョーカーの行方を追う…。30分くらいの作品です。
『City of Scars』です。
映像や音楽が本格的ですねー。見入ってしまいました。
ジョーカーもいい感じですが、ハレークインがまたスゴイですw。
子供に「何で僕の両親を守れなかったの?」と言われてしまいます。ゴッサムシティの暗黒街の悪者への復讐となった、限界を超えた自分の人生を受け入れなければない心の葛藤、といった感じだと思います。たぶん…(^ ^;;)
またこの映画は、Red Eye, Inc. という、若いハリウッドの仲間のコミュニティの慈善活動の基金調達イベントも兼ねて Dailymotion で公開されたそうです。
集まった寄付金は全て恵まれない子供たちに送られたそうです。
Bat in the Sun Productions は他にもファンフィルムを作られています。
『Batman Legends』。クリップ集だそうです。
『Patient J』。ゴッサムシティの精神病院「アーカム・アサイラム」に収容されたジョーカー。
バットマンやジョーカーは同じ役者さんです。
Bat in the Sun の Dailymotion のページです。
⇒ Bat in the Sun [Dailymotion]
Bat in the Sun Productions のサイトです。
⇒ Bat in the Sun
クリストファー・ノーラン監督の新生バットマンシリーズ「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」に続く第3段『ゴッサムシティ』は来年7月20日公開だそうです。楽しみです。