アイルランド出身の映像作家、ディレクターのルアイリ・ロビンソン (Ruairi Robinson) 監督のショートフィルム『Blinky™』です。
愛嬌があり、どんなことでも「No problem!」とこなしてくれる忠実な、家事や子守りのロボットヘルパーのブリンキーと「かいじゅうたちがいるところ」のマックス・レコーズくんが演じる少年アレックスの、怖いような切ないような、近未来SFホラーなショートフィルムです。
この作品は以前予告編をエントリーにしましたが、本編が公開されてました。
劇場版映画になるのかなーと思ってましたが、13分ほどのショートフィルムでした。
でもとても見応えのある作品です。字幕はないですが、だいたいの内容はつかめると思います。
テレビでロボット・ヘルパーのブリンキーを知ったアレックスは、ケンカばかりしている両親にクリスマスプレゼントにブリンキーをおねだりします。
最初はブリンキーと楽しい日々を過ごしていますが…。
▼ 追記
埋め込み動画が見れなくなってしまったので、外しました。
今のところこちらのリンク先で見ることが出来ます。
⇒ Blinky™ by Ruairi Robinson [vimeo]
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・Starring Max Records
・Produced by Nick Ryan and Marshall Rawlings
・Music by Ólafur Arnalds
・Cinematography by Macgregor
ネタバレしますが、少しだけおおまかな内容です。
ケンカばかりしている両親に心を痛め、最新型のロボットに見下された気がしたアレックスはブリンキーを疎ましく思い、やり場のない感情をぶつけ矛盾した命令や、しまいには「両親を殺せ!僕を殺せ!犬を殺せ!みんな殺せ!」とめちゃくちゃなことを言って混乱させ、ブリンキーは壊れてしまいます。
母親に壊れたから新しいのがいると言いますが、結局怒られ再起動させます。一見もとに戻ったようでしたが、ブリンキーは不可解な言動をするようになり、アレックスはさらに当たり散らします。「片付けろ!」
そして犬が消え、両親が夕食で「アレックスは?」「アレックスはここにいますよ。」
そう、今日の夕食は…。そして両親、駆けつけた警官も…。
ちゃんと全部片付けちゃったロボットヘルパー。「No problem!」
ホラーだけど、ロボットが忠実すぎて可哀想に思ってしまう。顔がかわいくて憎めない愛嬌があるからかな。マックスくんはまたこんな感じの役どころですね。ちょっとふっくらしたかな。