ヨーロッパの都市を巡りながら壁に”映像”をペイントしていく、ライブビデオ・ペインティングな作品『Video Painting Europe』です。
ペイントローラーに合わせて映像が”塗られ”ていくライブパフォーマンスが面白い作品です。
ドイツのベルリン、イギリスのロンドン、ブリストル、ハンガリーのベオグラード、フランスのパリを2週間以上かけて巡り、ベルリンの壁、パリのオテル・デ・ザンヴァリッド、ロンドンの Cordy House を含め、10ヵ所以上でパフォーマンスを行なったそうです。
この映像自体もカッコイイ作品です。
・Music: Artist Eskmo “Cloudlight” from the album Eskmo Ninja Tune
フランス、パリ出身で現在アメリカ、ニューヨーク在住のアーティスト Bruno Levy さんと、プログラミングなどを手掛ける、アメリカ、ルイジアナ州出身の Blake Shaw さんのメディアアート・デュオ SWEATSHOPPE の作品です。
独自に開発されたシステムを使用しているそうです。
LEDで緑色に光る電子ペイントローラーの動きを、プロジェクターの横、または覆面の頭に設置されたiSightカメラで追跡し、その部分に映像が投影されていくそうです。
ペイントローラーは伸縮自在で5mまで伸びるそうです。
こちらは2009年の作品『The Landing』です。
ニューヨークのブルックリン、クイーンズ、マンハッタンで1週間かけて撮影されたそうです。
・Video and Music by SWEATSHOPPE
SWEATSHOPPE のサイトです。
⇒ sweatshoppe.org
ただ映像が現れるだけでなく、投影された映像が重ね塗られたり、消えたりするのがよいですね。歴史的建造物にも気軽にペイント出来るし。でも映像は別制作でローラーを動かしてるだけなので、通常のグラフィティとはまた違うジャンルですが、ライブパフォーマンスとしてとてもおもしろいです。