先日、仙台在住のアーティスト、高松 和樹さんの個展『距離感主義 高松和樹展 〜不安カラ逃レル方法〜』を見に行って来ました。5月25日(金)〜6月16日(土)までギャラリー戸村さんで開催されています。
△ 絡めとりにやって来ました。
この作品は100号 (1620 × 1303mm) というとても大きな作品でした。
吸い込まれるくらい丁寧に塗られた黒い背景に浮かぶ、透き通る少女たちがとても美しい作品でした。モチーフは地図の等高線のような階層になっていて、その階層をモノクロのグラデーションにすることで立体感や透明感を表現されています。
ベースとなる絵は3Dソフトや Photoshop などを使用して制作されているCG作品だそうです。モデリングは ZBrush を使用しているそうです。
このCG作品は主にサイトで公開されている画像や、印刷物に使用しているそうです。
展示・販売用の作品はこのCG作品を、ターポリンという運動会などのテントに使用されるの素材に野外用顔料溶剤で印刷し、アクリル絵の具で背景や色の層の境界線などを着色されているそうです。
こちらは今回の個展では展示されていませんが、高松さんの作品をいくつかです。
△ 新しい友達が出来たの♪ え〜!紹介してよ♪
△ 草食系装飾図
△ ある日の拾得物
△ 植物擬態
△ 今日も何かを想い、そして行動に移せぬままふわふわと
△ 世の中自由すぎて
・All images: Copyright © Kazuki Takamatsu
高松さんのサイトです。他にもたくさん作品が公開されています。
⇒ kazukitakamatsu.web.fc2.com
個展は6月16日(土)までです。
会場では図録や、5作品のTシャツも販売されています。ストリートファッションブランド glamb とのコラボTシャツです。glamb のサイトではほぼ完売しているようです。また個展の会場で購入すると割引になるそうです。
私はコラボのために描き下ろしたという作品のTシャツを買っちゃいましたw
距離感主義 高松和樹展 〜不安カラ逃レル方法〜
5月25日(金)〜6月16日(土)※日曜休 11:00~19:00(土曜 〜17:00)
東京都中央区京橋2-8-10 丸茶ビルB1
ギャラリー戸村
⇒ gallery-tomura.com
また高松さんは、アメリカ、ニュージャージーを拠点に活動されているミュージシャン Dayve Hawk さんのソロプロジェクト Memory Tapes のアルバム「Player Piano」のジャケットを手掛けられています。
Memory Tapes はこのアルバムからのセカンドシングルで、今年2月に行なわれた第54回グラミー賞の短編ミュージックビデオ賞にノミネートされています。