水とインクで描かれた『Water Ink』


汚染された水の恐ろしさを訴えるPRビデオ『Water Ink』です。
水で描かれた透明な絵にインクを一滴たらすことで表現された見事な作品です。
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汚染された「飲めない」水によって亡くなっている人が年間360万人にものぼり、世界の主要な死因とされているそうです。
水は無色透明で害が目に見えにくいですが、その「害」を一滴のインクで表現し、恐ろしさを認識してもらうために、3月22日の国際デー「世界水の日」(地球と水を考える日:World Day for Water) に向けて作られた、チャリティー団体 Solidarités International のPRビデオです。


映像制作はフランスの製作会社 BDDP Unlimited です。
シンプルでアナログな表現方法で芸術的で綺麗なんですが、インクが水に浸透していく感じとかがテーマに合っていて見事な作品です。

■ Water ink _ BDDP Unlimited and Solidarités International – UK

BDDP Unlimited のサイトです。
bddpunlimited.com
Solidarités International のサイトです。
Solidarités International

先日エントリーにした3DCGアニメーション『The Incident at Tower 37』も世界水の日に向けて公開されてました。

海外旅行で行った地域によっては販売されている水が高くて驚くことがありますが、日本は水って安全に飲めるのが当たり前な感じで(最近は放射能汚染の問題が心配されてますが)水について深刻に考えることってあんまりないですよね。

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以前、TOKYO MXで放送されている「松嶋×町山 未公開映画を観るTV」で、水道事業が莫大な利益を産むため大企業の独占で、水が高価になり安全でない水を飲まざるを得なかったり、自然水や地下水の過剰な汲み上げで枯渇し、地元の人が水が飲めなくなってしまったりする問題を追った「FLOW:水が大企業に独占される!」を紹介してました。

他の国の現状もすごいですし、もし日本の水道事業が大規模な民営化を許可したら、安全な水は高騰して安価で汚い水しか飲めなくなるかもしれないし、日本の水道事業の素晴らしさ、でも背景にあるであろうダム事業やら何やらの国と企業の利潤関係とかで成り立ってるのかなとか、いろいろと考えさせられました。
レンタルしてるかわかりませんが、見る機会があったらオススメします。

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