バーチャルリアリティ戦闘ゲームの行く末を描いたショートフィルム『UNCANNY VALLEY』


近未来のスラム街にある廃墟のような建物に集うバーチャルリアリティ(VR:仮想現実)ゲームのジャンキー達は、鼻にリングを付けてVRな世界にぶっ飛び、自分の暴力的な衝動を満たしています。そして彼らを観察している臨床心理アシスタントの女性もいます。

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ある時、熟練プレイヤーが、SF映画のようなダークな星で戦闘ゲームをしていると、ノイズが入る場所があり警告を無視して進んで行きましたが、エイリアンのような敵にフィルターを除去する装置を首に付けられるとバーチャルな映像が変化して行きます。

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仮想現実と現実の境界線が徐々に消えていることに気が付いた熟練プレイヤーに待ち受けていた現実とは…。
VFXを駆使したショートフィルム『UNCANNY VALLEY』です。

英語がわからなくても映像で内容はわかると思います。見応えのある作品です。

UNCANNY VALLEY (2015)

【8分53秒】

▲ UNCANNY VALLEY (2015)LINK [vimeo]▶︎ A Sci-Fi Short Film HD: “UNCANNY VALLEY” – by 3darLINKThe CGBrosLINK [YouTube]

Written and Directed by: Federico Heller
Executive Producers: German Heller, Brandon Maseda
Animation Director: Fernando Maldonado
VFX Production Designer: Jorge Tereso
Lead VFX Artist: Federico Carlini

SFのような星のシーンもステキですが、ゲームジャンキー達がVRゲームやライフスタイルについて語るドキュメンタリー調なシーンやまさにぶっ飛んでる感じでVRダイブしてるシーンもスタイリッシュでカッコイイです。

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将来的に起こりえるような内容で怖いですね。


「UNCANNY VALLEY」は「不気味の谷現象」というロボット工学者の森名誉教授が1970年に提唱したロボット工学上の概念だそうです。タイトルはそこから付けてるのでしょうか。

「不気味の谷現象」は、ロボットの外観や動作が人間に近づくにつれ、人間のロボットに対する好感や親近感が増すのですが、人間そっくりになる少し手前の「人間に近い」ロボットに対しては強い嫌悪感を示すそうです。グラフにするとそこが深い谷になっていることから不気味の谷と呼ばれてるそうです。(wikipedia:不気味の谷現象LINK


制作はアルゼンチンの首都ブエノスアイレスのクリエイティブスタジオ「3DAR」です。

サイトのではコンセプトアートやメイキング写真なども見れます。
▶︎ UNCANNY VALLEY – SHORT FILM [3dar.com] LINK

3DARのサイトです。
▶︎ www.3dar.com LINK

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コメント(2件)

  • moyasi さんより

    以前のサイトの頃から時々見てます
    新しいサイトは黒い背景でいい感じですね。
    いつのまにかCG映像って実際の映像と区別がつかなくなっていますね。すごいものを見ました

    • アバター画像

      CHR (管理人)より

      ▶moyasi さんへ

      お久しぶりです。ご訪問&コメントありがとうございますっ(^∀^*)
      だいぶ期間が空いたのに見に来て頂けて本当に嬉しいです◎
      黒い背景いい感じなら良かったです。
      ホントCG映像って進化がすごいですよね。ちょっと怖い気もします(^^;)

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